【デトロイトモーターショー08】トヨタ、プラグインHV投入は09年末

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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、デトロイトモーターショー初日の13日に行われたメディアレセプションのスピーチにて、現在開発中のプラグインハイブリッド車を2009年末に市場投入することを明らかにした。

しかし、初期段階はフリートユーザーに限定されリースの形をとる模様。電池はリチウムイオンを採用し、すでに「松下との合弁会社であるパナソニックEVエナジー社の電池工場にて第1世代自動車用リチウムイオン電池生産ラインの追加検討を開始している」(渡辺社長)と述べた。

同社商品開発本部、田村千晴主査は「トヨタはプラグインハイブリッドに非常に大きな可能性を見いだしている。しかしプラグインハイブリッド車は、電池が大きすぎるとエンジンを積んで重くなった電気自動車に、小さすぎると重い電池を積むだけ効率が悪いただのハイブリッドになってしまう。最初はフリートユーズなどで絶妙なバランス点を探りたい」と語る。

ちなみに米国トヨタ自動車販売のジム・レンツ社長は『プリウス』ベースの『トヨタプラグインHV』でモーターショー会場に現れた。車体に書かれたフレーズは「プリウスはデトロイトにプラグイン」。

《三浦和也》

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