アウディAGは、2008年から2012年にかけて106億ユーロの固定資本投資の予定を発表した。全投資額のうち、79億ユーロはニューモデルへの投資に当てる。「アウディ」ブランドは、現在25あるモデル数を2015年までに40へと拡大する予定だ。
年間の投資額は平均レベルで、約20億ユーロとなる。
アウディAG財務・組織担当取締役のアクセル・ストロットベックは、「ニューモデル、プロダクト・イノベーション、そしてコア・コンピテンシー(中核となる技術的強み)への投資は、アウディが今後さらに成長を続けていくための必須条件となります」と、コメント。
2008年は、ニューモデルを導入。『A3カブリオレ』、『A4アバント』、そして『Q5』を筆頭に、モデル・レンジの拡張を図る。
また、生産工場に11億ユーロ以上を投資。このうち、7億2000万ユーロがインゴルシュタットに、そして4億ユーロがネッカーズルムに割り当てられ。両生産拠点におけるプレス工場の最新化やツール製作の拡大も計画。次いで、インゴルシュタット工場のペイント仕上げシステムと技術開発施策が優先的に行われる。