19日午前、大阪府大阪市西成区内の阪神高速道路・15号堺線上りで、渋滞中の車列に普通トラックが追突。大型観光バスや乗用車など車両5台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が重軽傷を負っている。
大阪府警・高速隊によると、事故が起きたのは19日の午前11時35分ごろ。大阪市西成区長橋3丁目付近の阪神高速堺線上りで、渋滞中の車列に対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突。最後部に位置していた乗用車が前方に押し出され、大型観光バスなど車両5台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で、最後部に位置していた乗用車を運転していた46歳の男性が胸部打撲の重傷。他のクルマに乗っていた3人も軽傷を負っているが、バスの28人にケガはなかった。警察ではトラックを運転していた37歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
現場は片側2車線の直線区間。調べに対して男は「タバコに火を着けようとして目を離した」と供述。警察では前方不注意が事故の原因とみている。