クラレ、汎用ポリビニルアルコール会社を子会社化

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クラレは、持分法適用関連会社POVAL ASIA(PA)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。

クラレはシンガポール子会社と日本合成化学工業の子会社との合弁でPA社を設立し、これまでアジア市場を中心に汎用ポリビニルアルコールを供給してきた。

ポリビニルアルコール市場は新興国の需要拡大に伴って世界的に逼迫状況にある。また樹脂としての用途の多様化、品質要求の高度化に加え、フィルム・繊維などの原料樹脂としての需要拡大も進んでいる。

クラレはポリビニルアルコール系事業のグローバルな総合展開を図る上で、PA社を完全子会社としてアジアの生産拠点と位置付け、従来の汎用品だけでなく、高付加価値品を含めた柔軟な供給体制の構築を目指すべきと判断した。

こうした事業戦略を踏まえ、日本合成の子会社が保有するPAの全株式(50%)を2008年1月31日付で取得することで日本合成と合意した。

《レスポンス編集部》

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