コマツ、レンタル子会社をビッグレンタルと経営統合

自動車 ビジネス 企業動向

コマツは、BIGRENTAL(BR)の代表取締役でありBR株式の42.1%を保有する四家千佳史氏との間で、コマツの100%連結子会社のコマツレンタルとBRを経営統合を目指した基本合意書を締結したと発表した。

今後、コマツは四家千佳史氏を除くBR株主から57.9%の株式を取得し、2008年4月1日株式交換を実施し、2009年4月以降にコマツレンタルとBRの経営統合を目指す。経営統合後、コマツと四家千佳史氏は、それぞれ統合会社の79%および21%の株式を保有する。

また、統合会社の社名は将来的に「コマツBIGレンタル」とする予定。

コマツは、国内土木建設現場で使用される建設機械のレンタル比率の高まりを受け、レンタル事業を新車販売・レンタル・中古車販売を包含するグループ全体での「循環」ビジネスの中核と位置づけており、コマツレンタルを中心にレンタル事業を強化している。

BRは、東北から北関東を地盤とする建設機械レンタル会社で、設立後10年という短期間で、ITを駆使したレンタル資産管理により高品質・高稼働率を実現して高いシェアを獲得している。

BRから、急成長を実現するレンタル経営ノウハウを導入することで、レンタル事業を強化し、グローバルな「循環」ビジネスの構築を目指すコマツと、コマツの傘下に入ることで、成長の場と資金などの経営資源を獲得できるBRとの目指すべき方向が一致し、今回の合意となった。

コマツレンタルとBRのレンタル事業は活動地域上の相互補完性が高く、双方の人材、資産、拠点等を活用することにより、相互にシナジー効果を発揮できるとしている。

統合後の会社の代表取締役会長には、コマツレンタルの須藤則行社長が就任、社長には、BRの四家千佳史社長が就任する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集