糖尿病で意識朦朧か 道路横断中の3人がはねられ重傷

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10日午前、静岡県静岡市葵区内の市道を走行していた乗用車が赤信号を無視して交差点に進入、青信号に従って横断歩道を渡っていた歩行者3人を次々にはねる事故が起きた。3人は重傷。警察ではクルマを運転していた58歳の男性から事情を聞いている。男性は糖尿病を患っており、事故当時は意識が朦朧としていたとみられる。

静岡県警・静岡中央署によると、事故が起きたのは10日の午前11時ごろ。静岡市葵区東千代田付近の市道を走行していた乗用車が赤信号を無視して交差点に進入。対向車線側にも逸脱し、さらには青信号に従って道路を横断していた歩行者3人を次々にはねた。

この事故で45歳の女性が頭部を強打し、意識不明の重体。12歳の男児と75歳の女性も頭部強打や骨折の重傷を負っている。事故を起こしたクルマは道路脇で一旦は停止したものの、その後はゆっくりとした速度で蛇行しながら動き出した。通報を受けて駆けつけた同署員がこれを抑止。運転席で意識を失っていた58歳の男性を救出した。

男性は糖尿病を患っていたが、事故当日はインスリン注射をしていなかったという。事故の記憶は無く、「何が起きたのかわからない」と供述しているようだ。警察では医師などからも事情を聞いている。

《石田真一》

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