ETCレーンを強行突破した男を逮捕、余罪も追及

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新潟県警は11月26日、偽造ナンバーを取り付けた状態でETCレーンを強行突破し、通行料金を踏み倒したとして、佐賀県佐賀市内の運送会社に勤務する40歳のトラック運転手の男を道路運送車両法違反と道路整備特別措置法違反容疑で逮捕した。

新潟県警・高速隊によると、逮捕された男は11月8日未明、新潟県新潟市内にある北陸自動車道・新潟西第1料金所でETCレーンを強行突破。佐賀県鳥栖市の長崎自動車道・鳥栖インターチェンジ(IC)からの通行料金約2万2000円を踏み倒した疑いがもたれている。

男は出口最寄りのサービスエリアなどに入った際、正規のナンバープレートの上にコピーした別のナンバーを貼り付ける手口で、料金所に設置されたカメラからの撮影も逃れていたという。この男による不正通行は判明しているだけで18件。警察では裏付けの取れた9件について送検する。

調べに対して男は「トラックにETC車載器は搭載されているが、勤務する会社から利用制限があった」と供述。限度を超えた場合には自腹を切って払う必要があり、男はこれを嫌って不正通行をしていたようだ。

警察では余罪を追及するとともに、この会社に勤務する他の運転手が同様の手段で不正を働いていた可能性も視野に入れた捜査を進める方針だ。

《石田真一》

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