25日午前、茨城県笠間市内の県道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。衝突を避けようとしたバイクがバランスを崩して転倒した。バイクは横転滑走し、乗用車の後ろから走ってきた自転車に衝突した。この事故で自転車の75歳女性が重体となっている。
茨城県警・笠間署によると、事故が起きたのは25日の午前10時15分ごろ。笠間市大田町付近の県道を走行していた乗用車がカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたバイクを運転していた24歳の男性は、衝突を回避しようと急ブレーキを掛けたが、この際にバランスを崩して転倒した。
バイクは横転したまま滑走し、クルマの後ろを走っていた75歳の女性が乗った自転車に衝突。自転車は弾き飛ばされ、女性は全身を強打して重体。バイクを運転していた男性も打撲などの軽傷を負った。警察では乗用車を運転していた37歳の男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
現場は片側1車線で見通しの悪いカーブ。クルマを運転していた男性は、前を走る女性の自転車を追い越そうと対向車線側に進入したが、この際にカーブを進行してくるバイクを確認していなかった。バイクからもクルマの死角に位置していた自転車は見えなかったとみられている。