日中が協力、DME自動車普及を目指すシンポジウムを開催

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運輸政策研究機構国際問題研究所、DME自動車普及推進委員会、独立行政法人の交通安全環境研究所、トタル、豊田通商は、DME(ジメチルエーテル)を燃料とする自動車の普及促進を目指して、中国側の全国メタノール・エタノール・エーテル等のクリーン燃料による自動車専門委員会、上海交通大学・燃焼環境技術研究センター、中国石油化学工業会、中国自動車工業会、新奥集団、上海市等と共同で、12月3日に、中国上海市の上海交通大学で「日中DME自動車普及推進シンポジウム」を開催する。

日本側は、大型DMEトラック(総重量20t)と、大型DMEハイブリッドバス(70人乗り)の2 台のDME自動車を出展する。中国側は9月18日から上海市内での営業運行を開始したDMEバスなどを出展する。

DMEは中国で豊富な石炭を利用することが可能なために新燃料の中でも注目を集めている。今回のシンポジウムを通じて、日本企業がDMEの利用技術の開発で養った蓄積をきちんとした形で中国に提供・協力できる素地を醸成することと、中国での成功体験が日本でのDMEの活性化に結びつける方針だ。また、その共通基盤となるインフラを含めた標準化も検討する。

シンポジウムの最後には「合意文書」の採択を行う予定だ。

《レスポンス編集部》

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