【ロサンゼルスモーターショー07】シュワちゃん、カムバック

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昨06年のロサンゼルスモーターショーに登場し、「I'll be back」のお決まりのセリフを残したカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が、本当に今年もオートショーにやって来た。

去年と同様に、エコカーの推進、最新技術の紹介を行い、その後オートショー会場を視察した。

今年知事が紹介したのはアウディ『A5』、GM/シボレー『ボルト』、クライスラー/ダッジ『デュランゴ・ハイブリッド』、ホンダ『FCXクラリティ』、トヨタ『プリウス・プラグイン』、VW『ジェッタTDI』の6車種。

A5はエタノール燃料を使い、ダイレクト・インジェクション技術を採用した低燃費、低公害のコンセプト。この日のためにドイツ本国から持ち込まれた車だ。

GMボルトはEVコンセプトで、流線型の未来的なデザインと無公害のEVが売り。ただし純EVではなく、小型の内燃エンジンが搭載可能で、GMでは「プラグイン・ハイブリッド」と説明する。エンジンはガソリン、エタノールなど数種類が搭載可能で、「長い距離を走りたい時だけエンジンを使用する」という考え方だ。電気モーターでの走行距離は60マイル=96km程度だという。

ダッジ・デュランゴは、HEMIエンジン使用のハイブリッド。強力なHEMIを使用した理由は、「必要性、気分に合わせてパフォーマンスの高い走りもでき、かつ市街地では燃費を節約できる」というマルチな楽しみ方のため。

ホンダFCXクラリティは世界初の市販FCVモデルとして、来年夏からリース販売が始まる。また、トヨタは人気ナンバーワンの市販ハイブリッド、プリウスのプラグインバージョンを披露した。VWジェッタはTDIディーゼルを使用。全米50州のディーゼル規制に合致し、来年からアメリカでの販売を始める予定のモデルだ。

知事は、「このように様々なサイズ、様々な方法で各自動車メーカーが環境問題に真剣に取り組み、技術開発を続ける姿勢に感謝する」と述べ、今後もカリフォルニア州が率先してクリーンエネルギー、エコカー推進を進めることが我々の子孫に良い環境、美しい空気、青い空を残すために今しなければならない最重要課題だ、と語った。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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