新日鉄の中国合弁会社、自動車用鋼板の生産体制を増強

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新日鉄と宝鋼、アルセロールミタルが合弁で上海に設立した中国初の本格的高級自動車鋼板供給基地のBNAは、第3メッキラインを増設を検討し、近く決定するよ発表した。

設備は、現在の1号CGLと同タイプの最新ラインで、生産能力45万トンの自動車用高級メッキ鋼板を生産する。2010年の稼動が目標で、早期に着工し、今年12月に行われるBNAの董事会で決定する予定だ。

BNAは順調に生産・販売を伸ばし、立上げほぼ2年目に単年度黒字を達成、今年9月には立上げ2年半で累損を一掃した。自動車生産台数が急増している中国マーケットという環境要因に加え、現地で異文化の壁を乗り越えて働く出資3社社員の協力と努力の成果で、3社それぞれの長所を持ち寄った成果としている。

また、BNAは今後さらに、鉄鋼ダストリサイクル合弁事業も検討する。

《レスポンス編集部》

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