エアコン操作に気を取られ、逸脱事故を起こす

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10月29日夕方、茨城県鉾田市内の県道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱し、対向車線を順走していた軽乗用車と正面衝突する事故が起きた。双方のクルマは大破。軽乗用車側の3人が死傷した。死亡者はシートベルト未着用だったとみられる。

茨城県警・鉾田署によると、事故が起きたのは10月29日の午後5時5分ごろ。鉾田市安塚付近の県道を走行していた27歳男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた67歳男性が運転する乗用車と正面衝突した。

双方のクルマは衝突によって大破。軽乗用車の後部座席にシートベルト未着用で同乗していたとみられる72歳の女性が頭部を強打して死亡。運転していた男性と、助手席に同乗していた60歳の女性が胸部を強打する重傷を負った。逸脱側のクルマを運転していた男性も打撲などの軽傷を負っている。

現場は見通しの良い片側1車線の直線区間。逸脱側のクルマを運転していた男性は警察の調べに対し、「エアコンの操作を行っていたが、前走車に接近しすぎたので慌てて急ハンドルを切った」などと供述しているという。警察では前方を注視していなかったことが事故につながったとみて、男性の回復を待って自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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