愛知製鋼が発表した2007年9月中間期の連結決算は、当期純利益が前年同期比1.6%増の32億4400万円となり、増益だった。
売上高は同6.8%増の1226億5000万円と順調に推移した。自動車向けの鋼材の販売数量が増加したため、増収となった。
収益は原材料価格の高騰や減価償却費の増加があったものの、販売価格の改善と原価低減で増益を確保した。特に鍛造品事業は昨年稼動した新工場の効果で収益が大幅に改善した。
この結果、営業利益は同9.0%増の57億6600万円、経常利益は同5.8%増の50億5400万円と増益だった。
通期業績見通しは、売上高が同6.9%増の2520億円、経常利益が同0.9%増の102億円、当期純利益が同21.9%増の60億円となる見通し。