27日夕方、秋田県大館市内の県道を走行していたワゴン車が対向車線側に逸脱し、順走していた軽乗用車と正面衝突する事故が起きた。双方のクルマは大破し、9人が死傷している。
秋田県警・大館署によると、事故が起きたのは27日の午後4時50分ごろ。大館市雪沢字鬼ケ台付近の県道を走行していた60歳男性の運転するワゴン車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた20歳女性が運転する軽乗用車と正面衝突した。
衝突によって双方のクルマは大破。軽乗用車の後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる53歳の女性が全身を強打。近くの病院に収容されたが、約6時間後に死亡。双方の運転者と、ワゴン車に同乗していた6人が重軽傷を負っている。
現場は片側1車線で見通しの良い直線区間。警察ではワゴン車を運転していた男性のハンドル操作に誤りがあったものとみて、男性の回復を待ち、自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。