横浜ゴム、尾道第2プラント開所式、2011年度までに能力増強

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横浜ゴムは、建設車両用タイヤの専門工場である尾道工場で、第2プラントの開所式を開催した。この中で横浜ゴムの小林達取締役兼執行役員が、第2プラントに続き今後さらに生産能力を増強し、2011年度には尾道工場の生産能力を対2006年度比2.2倍の月産2500トンにすることを表明した。

横浜ゴムは、世界的な資源開発、建設ラッシュを背景に、旺盛な需要が続く建設車両用タイヤ拡販に向けて、積極的な設備投資を進めている。第2プラントは、需要の高いホイールクレーン車や30 - 75トン級ダンプトラック向けの、内径25、33、35インチサイズの中小型ラジアルタイヤ生産工場で、2008年10月のフル生産を目標に、2006年2月から35億円を投じて建設工事を進めてきた。

開所式には国内外の販売代理店やユーザーなど約60人が出席、今年10月に25インチサイズが先行してフル生産に入ったため、これを記念して開催した。第2プラントがフル操業に入る2008年10月時点で、尾道工場の生産能力は月産1620トンに達し、2006年2月時点に比べ1.5倍に増加する。尾道工場全体のラジアルタイヤ生産比率は40%となる見通し。

横浜ゴムでは、今後も積極的に生産能力の拡大を進めていく方針で、年末には約50億円を投じ、100-250トン級ダンプトラック向けの超大型タイヤの生産能力増強投資をスタートさせる。さらに、需要の伸びが著しい港湾用大型産業車両向け、地下鉱山車両向け、30-100トン級ダンプトラック向け中大型タイヤの生産能力も拡大させる予定で、こうした生産能力拡大策によって、尾道工場の生産能力を2011年度には月産2500トンにまで引き上げる計画だ。

《レスポンス編集部》

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