15日午後、広島県府中市内の市道で、道路を横断しようとしていた89歳の女性2人が右折進行してきた乗用車にはねられる事故が起きた。このうち1人が死亡、もう1人も重傷を負った。警察ではクルマを運転していた71歳の男を現行犯逮捕している。
広島県警・府中署によると、事故が起きたのは15日の午後1時5分ごろ。府中市中須町付近の市道交差点で、道路を横断しようとしていた89歳の女性2人に対し、右折進行してきた乗用車が衝突した。
2人は次々にはねられ、このうち1人は頭部を強打して収容先の病院で死亡。もう1人も頭部強打の重傷を負っている。警察ではクルマを運転していた71歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替えて調べを進めている。
現場はJR福塩線・新市駅前にある見通しの良い交差点。クルマと2人は同一方向から進行していたとみられるが、クルマを運転していた男は「横断している2人に気がつかなかった」などと話しているようだ。