豊田自動織機は、社会・環境側面から2006年度の事業活動をまとめた「社会・環境報告書2007」を発行した。
豊田自動織機は、1999年から毎年「環境報告書」を発行してきたが、社会的責任に対する取り組みについて、広くステークホルダー(利害関係者)に対して説明責任を果たし、理解と信頼を得るために、2004年度からは社会的側面を加えて、「社会・環境報告書」として発行している。
今回の社会・環境報告書2007では、「第四次環境取り組みプラン」(2006 - 2010年度)の内容と2006年度の結果を報告している。また、2006年度からの新しい取り組みとして、環境に配慮した製品開発の推進を目的とした環境配慮型製品の「自社認定制度」、新工場建設時および新設備設置時に企画段階から安全衛生・環境対策を織り込み検証する「事前審査制度」などについて紹介している。
さらに、地球温暖化防止と環境リスク低減に向けた新製品として、電動コンプレッサー、クリーンディーゼルエンジンなどを紹介した。
同社では、より一層、社会から信頼される企業をめざし、この報告書を通じてステークホルダーとのコミュニケーションの充実とグループ内の社会的責任に対する意識の向上を図っていくとしている。