タクシー運転手、口論相手の高校生を故意にはねる

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通行を巡ってトラブルとなった男子高校生を故意にはねて重傷を負わせたとして、愛知県警は5日、37歳のタクシー運転手の男を殺人未遂容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているが、殺意については否認しているという。

愛知県警・瑞穂署によると、事件が起きたのは5日の午後8時ごろ。名古屋市瑞穂区市丘町付近の市道交差点を走行していた16歳の男子高校生が乗る自転車と、交差道路を走行してきたタクシーが衝突しそうになった。

タクシーを運転していた37歳の男と高校生は口論になったが、高校生がその場から立ち去ろうとしたことに腹を立てた男はタクシーを一度バックさせ、約30mの距離が生じた段階で前進。高校生を背後からはねた。高校生は路上に転倒し、顔面を打つなどの重傷を負った。

男は自ら警察に通報。警察では交通トラブルに腹を立て、故意にはねたものと判断し、殺人未遂容疑で緊急逮捕している。

調べに対して男は「態度に腹が立ってやったことは認める」としながらも、衝突時の速度が低かったことなどから「脅すつもりでやったが、殺そうと思ってやったわけじゃない」と殺意を否認する供述を繰り返しているようだ。

《石田真一》

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