デンソーは、2008年4月に同社の広島工場を分離し、デンソー100%子会社のデンソー北九州製作所に統合すると発表した。
広島工場をデンソー北九州の傘下に置くのは、西日本での車両生産拡大に対応した最適な生産体制を構築するのが狙いで、より地域に密着した会社を目指すとともに、機動性・柔軟性を高め、競争力の向上を図るとしている。
現在、デンソー北九州製作所はカーエアコン、エンジンクーリングモジュール、ディーゼル燃料噴射装置用インジェクタ部品などを生産し、広島工場は、ラジエータ、カーエアコン、エンジンクーリングモジュール、吸気モジュールなどを生産している。
今後、デンソー北九州製作所から広島工場へカーエアコンの生産を一部移管して生産を効率化する。