29日、中学生EV教室「電気フォーミュラーを作ろう!」の第3回教室が開かれ、EVに改造したホンダ『サイドバイサイド』を組み上げていった。
サイド・バイ・サイドのフレームは、鋼管を溶接したスペースフレーム、もともとエンジンがあった場所には助手席が、その反対側にはバッテリーが搭載できるように改造が施された。
モーターは『シビックハイブリッド』のモーターを4つ並べた100馬力のもの、電池は、1個45.5gの三洋電機のリチウムイオン電池を2000本使用、電圧が185Vで、電力は11.1−11.8kWhとなっている。
生徒たちはサスペンション、ステアリング、運転席、助手席、ディファレンシャル、モーター、制御器、バッテリー、ボディといった部品を組み上げていった。
組み立ては、難しいところは大人の力を借りながらではあったが、ほとんど生徒たちの力で、数時間であっという間に組みあがってしまった。それまで、むき出しの骨組みだったものが、タイヤが4つ付いてマシンとなって地面におろされる場面は、ちょっと感動だ。
果たしてどのような性能がでるのか、出来上がったマシンで11月3日に行われる日本EVフェスティバルに出場、筑波サーキットでラップタイム1分を切ることを目指す。