トヨタ『マークXジオ』の2列目シートに身長180cmオーバー+体重90kgオーバーの記者が座ってみた。左右の席間の余裕に関しては1列目と同じわけだが(車幅は1785mm)、前後方向にはかなり余裕がある。
マークXジオは、1列目と2列目の間隔が980mmもあるのだ。同じトヨタ車で比較すると、『マークX』ゼタンが950mm、『クラウン』でも960mm。大人が4人ゆったりと座れる「独立4座」を掲げているだけあり、かなり余裕を持たせている。実際に太くて長い(?)足でも、ヒザが1列目のシートに押しつけられるとか、足を斜めにそろえないと座っていられないとか、そうした窮屈さはない。楽な姿勢で座っていられる。
ただし、席の間にあるリヤコンソールボックスの幅も1列目のフロントコンソールボックスと同じなので、左右両席の人が同時にそこにヒジをかける使い方は難しいだろう。
なお独立4座型なのは、「350G」および「240G」という上位グレード。下位グレードの「240F」および「240」の2列目は、左右のシートは一応独立してホールドする形状になっているが、中央にもうひとり座れるベンチシートとなっている。
このベンチシートの中央に記者並みの体格の人間が乗り込んでしまうと、左右は細身の女性か子供しか座れない。普通の体格の成人男性3人だと、ピッタリに近い感じか。3人がけとはいうものの、ひとりは子供か細身の人、という条件がつきそうである。