喉が渇いた…意識不明を装った容疑者を逮捕 

自動車 社会 社会

17日午後、愛知県蒲郡市内の書店で万引きを行ったとして、窃盗容疑で追跡を受けていた男が幸田町内で停止していたパトカーと衝突する事故が起きた。男は意識不明の重体を装っていたが、18日午前に詐病を自供して逮捕されている。

愛知県警・蒲郡署によると、事件が起きたのは17日の午後4時30分ごろ。これより以前の同日午後3時30分ごろ、蒲郡市竹谷町付近の書店から「本を万引きした男を追跡していた警備員が転倒させられ、負傷した」との通報が寄せられた。

男は自転車で逃走。周辺に手配した結果、幸田町内で容疑者とみられる男を発見。パトカーで進路を塞いだところ、男の乗る自転車はパトカーと塀の隙間を強引に通り抜けようとして衝突し、その場で転倒。転倒後の男は警官や救急隊員の呼びかけに答えず、意識不明のような状態となった。

しかし、男の診察を行った医師は「カテーテル送管を行った際の反応から、男は意識不明を装った詐病の疑いが高い」と判断。病院では意識不明の入院患者として扱ったため、男は飲まず食わずの状態となったが、18日午前になって喉の乾きに耐えられなくなり、病室外で監視していた警官に「許してください」と懇願。その後、男は事後強盗致傷容疑で逮捕された。

逮捕されたのは三重県鈴鹿市内在住を自称する32歳の男。競艇専門誌の付録である蒲郡競艇場の指定席券(競艇場での正規購入で1000円)を盗んだことを自供している。調べに対して男は「競艇場で無料のドリンクを飲みたかった」と供述している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV