西鉄バスグループは10月から「にしてつバスナビ」(バス現在位置情報提供サービス)の北九州地区でのサービス対象路線を拡大するほか、久留米、大牟田、筑豊、宗像の各地区でも新たにサービス提供を開始し、08年3月までに西鉄グループの路線バス全エリアで同サービスを提供する。
「にしてつバスナビ」は、路線バスの現在位置情報などを提供するサービスで、顧客が携帯電話やパソコンから目的のバスの位置情報をリアルタイムに受け取ることができるもの。現在、福岡地区の全路線や北九州地区の一部、筑豊地区の一部に導入され、1日あたり12万件を超えるアクセスがあるなど、多くの顧客に利用されている。
そこで、順次サービスエリアを拡大することによって、顧客の利便性を高めようというわけだ。西鉄バスグループによれば、高速バス路線も含め、対象路線バス台数は2847台にのぼり、日本最大規模で同サービスを展開する事業者になるとのことだ。
今後も同社はIT技術を活用した新しいバスサービスの充実を図っていく計画である。