朝の散歩中に被害、飲酒運転の隠蔽目的で逃走か

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16日早朝、千葉県千葉市若葉区内の県道で、散歩をしていた58歳の男性と83歳の女性がクルマにひき逃げされる事件が起きた。2人とも頭部強打の重傷。警察では同日夜までに37歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

千葉県警・千葉東署によると、事故が起きたのは16日の午前5時30分ごろ。千葉市若葉区千城台東4丁目付近に住む人から「近くの県道を歩いていた人がクルマにひき逃げされたようだ」との通報が寄せられた。

現場に急行した同署員が路上に倒れている58歳の男性と、83歳の女性を確認。2人は近くの病院に収容されたが、男性が頭部強打で意識不明の重体。女性も上半身の複数を骨折する重傷を負った。

2人をはねたクルマはそのまま逃走。目撃情報や現場に落ちていた破片から車種を特定し、車当たり捜査を進めたところ、同区内に住む37歳のバーテンダーの男が容疑に関係したと判明。所有するクルマの破損部と、現場に落ちていた破片の照合も確認できたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

調べに対して男は「何かに当たったと思ったが、人とは思わなかった」と容疑を否認している。事故当時に酒気帯び運転を行っていた可能性もあり、警察ではこれを隠蔽する目的で逃走したとみて、男を厳しく追及している。

《石田真一》

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