12日午前、長崎県諫早市内の市道を走行していた乗用車がカーブを逸脱し、フェンスを突き破って路外へ逸脱。約15m下を通るJR長崎本線の線路上に転落する事故が起きた。クルマは大破し、乗っていた2人が死亡している。
長崎県警・諫早署によると、事故が起きたのは12日の午前11時10分ごろ。諫早市天満町付近の市道を走行していた76歳の男性が運転する乗用車がカーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。金網フェンスを突き破り、約15m下を通るJR長崎本線の線路上に転落した。
クルマは転落によって大破。運転していた男性と、助手席に同乗していた71歳の女性が全身を強打して間もなく死亡。JR長崎本線は信号ケーブルの一部が破損したものの、列車への衝突被害などは無かった。
死亡した男性は自己所有のクルマを車検に出しており、事故当時に乗っていたのは代車だった。クルマは猛スピードで路外に逸脱しているが、警察では慣れないクルマで操作に手間取ったことも事故の一因ではないかと推測している。