後方のクルマが気になったトラック、渋滞中の車列に突っ込む

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7日早朝、石川県能美市内の北陸自動車道上り線で、渋滞中の車列に対して普通トラックが追突。車両4台が関係する多重衝突事故に発展した。最後部に位置していた乗用車は大破、乗っていた2人が死傷している。

石川県警・高速隊によると、事故が起きたのは7日の午前6時25分ごろ。能美市山口町付近の北陸自動車道上り線で、渋滞中の車列に対して後ろから走ってきた普通トラックが衝突。4台が関係する多重衝突事故に発展した。

最後部に位置していた乗用車は大破し、運転していた29歳の男性が即死。助手席に同乗していた34歳の男性は近くの病院に収容されたが、事故から約2時間20分後に出血性ショックで死亡した。警察ではトラックを運転していた51歳の男を自動車運転過失致死傷の現行犯で逮捕。同乗男性の死亡を受け、容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。

現場は片側2車線。当時は現場から約1kmの地点で発生した別の横転事故による通行規制で渋滞が発生していた。追突してきたトラックは、直前に第2車線から第1車線に割り込んできたが、後方のクルマをバックミラー越しに注視していたため、前をまったく見ていなかったようだ。

《石田真一》

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