6日午前、大阪府高槻市内にあるJR東海道本線の踏切で、電動車いす(シニアカー)で横断しようとしていた72歳の男性が通過中の快速電車と衝突する事故が起きた。男性は弾き飛ばされ、間もなく死亡している。
大阪府警・高槻署によると、事故が起きたのは6日の午前11時45分ごろ。高槻市富田丘町付近にあるJR東海道本線(通称:京都線)の踏切で、電動車いすで横断しようとしていた男性が内部に取り残され、直後に通過した下り新快速列車(野洲発/播州赤穂行き、8両編成)と衝突した。
男性は乗っていた電動車いすごと弾き飛ばされ、全身を強打したことが原因で間もなく死亡。列車の乗客乗員にケガは無かったが、列車の運行は約1時間30分に渡ってストップした。
現場は歩行者や自転車専用の踏切。対岸までは約20mの距離があり、その間に4線が走る。男性は電動車いすを数日前から使い始め、扱いには不慣れな状態だったとみられる。また、現場の踏切では人身事故が相次ぎ、2006年8月から事故前日までに4人が死亡しているという。