酔いどれ軽トラック、北陸道を逆走

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8月31日夜、石川県加賀市内から福井県あわら市内に掛けての北陸自動車道下り線で軽トラックが逆走。これを避けようとしていた順走車が中央分離帯に衝突する事故が起きた。逆走車を運転していた男は酒に酔っており、警察は飲酒運転の現行犯で逮捕した。

石川県警と福井県警の両高速隊によると、事件が起きたのは8月31日の午後9時45分ごろ。北陸自動車道下り線の加賀インターチェンジ(IC)付近を走行中のドライバーから「本線を軽トラックが逆走している」という内容の通報が石川県警・高速隊に寄せられた。通報はその後も複数寄せられ、逆走車は同ICと金津IC(福井県あわら市)の間を走行していることがわかった。

クルマが福井側に走行していることから、石川県警は福井県警に逆走車の情報を伝達。これを受けた福井県警・高速隊が捜索を行ったところ、坂井市内の女形谷パーキングエリア(PA)付近で逆走する軽トラックを発見。同PAに誘導して事情を聞こうとしたところ、運転していた77歳の男は酒に酔っていることが判明。道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

この逆走に関連し、石川・福井県境付近で逆走車を避けようとしたクルマ1台が中央分離帯に衝突する事故も発生したが、運転者にケガはなかった。警察の調べに対し、運転していた男は「酒は日本酒で3合ぐらい飲んだ。どうして逆走したのかはわからない」などと話しているという。

《石田真一》

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