特急列車と大型トラック衝突、交通整理員巻き添え死

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24日午後、岡山県高梁市内にあるJR伯備線の踏切で、踏切内に立ち往生していた大型トラックと、通過中の特急列車が衝突した。トラックは列車に押し出されるように転倒。車外で誘導を行っていた交通整理員の男性が下敷きとなって死亡した。

岡山県警・高梁署によると、事故が起きたのは24日の午後0時20分ごろ。高梁市松山付近にあるJR伯備線の踏切に大型トラックが立ち往生し、通過しようとしていた下り特急列車(岡山発/出雲市行き、6両編成)と衝突した。

この事故でトラックは押し出されるようにして横転。車外で誘導をしていた23歳の交通整理員の男性が倒れたトラックの下敷きとなって死亡、トラックを運転していた37歳の男性が骨折などの重傷、特急列車の乗客2人も軽傷を負っている。

現場の踏切は線路を斜めに横断するような形状でトラックは鋭角側から進行。一度に曲がりきることができずに何度も切り返しを行い、隣接する国道180号を通行する車両の流れを遮断していたことから、近くの工事現場で交通誘導を行っていた整理員の男性が駆けつけたものとみられている。

警察ではトラック運転手の回復を待ち、自動車運転過失致死や過失往来危険の疑いで事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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