日産自動車の志賀俊之COOは22日の新型『エクストレイル』発表の記者会見で、為替レートが同社の今年度の想定を上回る円高になっていることについて「為替の先行きについてはコメントできないが、今年度の計画達成に努力していく」と語った。現段階では期首計画を堅持する方針。
日産は今年度のドル円レートを1ドル=117円と想定、それをもとに業績予想を出している。9月までの上半期は1ドル=120円程度となりそうだが、現状は1ドル=115円水準で、年間の想定レートを上回る円高となっている。
志賀COOは為替変動への対応策について「その動向に一喜一憂することなく、経営できるよう努めてきた。今後も市場に近いところで生産するなどの取り組みを進めたい」と述べた。