横浜ゴム社長が発表した2007年4−6月期(第1四半期)の連結決算は、タイヤ事業が海外販売を中心に好調に推移し、MB事業も売り上げを伸ばした結果、売上高が前年同期比13.8%増の1216億円、営業利益が同130.6%増の43億円と増収増益だった。
経常利益は同186.9%増の59億円、当期純利益は同150.2%増の31億円だった。
タイヤ事業の売上高は同15.9%増の907億円、営業利益は同203%増の31億円となった。北米、欧州、アジアを中心に海外販売が好調だったほか、国内でも新車用が順調に推移した。
天然ゴムなど原材料価格高騰の影響はあったものの、円安による為替差益、値上げの浸透が寄与した。
MB事業の売上高は同8.1%増の309億円、営業利益が同14.3%増の11億円だった。とくに工業資材、航空部品が売り上げを伸ばしたほか、ホース配管、スポーツも順調に推移した。
同社は今回の業績から通期の業績予想を上方修正した。売上高が5320億円を予想していたが5400億円に上方修正した。営業利益は285億円から320億円に、経常利益が235億円から270億円に、当期純利益が175億円から228億円(同175億円)に上方修正した。