クボタ、タイでトラクタを合弁生産

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クボタは、タイ王室系大手企業のサイアムセメントと合弁で、タイ国内市場向けトラクタの生産工場をタイ国内に建設すると発表した。

合弁会社は、サイアムクボタトラクタで、9月にチョンブリ県アマタナコン工業団地に設立する。資本金は11億バーツ(約44億円)で、クボタが60%、サイアムセメントグループが40%出資する。工場の敷地面積は32万4320平方メートルで、建屋面積が3万1200平方メートル。

新会社はタイ国内向けトラクタとインブルメントを2009年3月から生産する。生産能力はトラクタが年間2万5000台。投資額は約17億6000万バーツ(約70億4000万円)。

タイは、急速な経済成長による農家層の所得増加や農村地域の人手不足などでトラクタの新車市場が拡大している。タイのトラクタ需要の急増を受けて、クボタは海外向け製品の生産拠点である筑波工場(茨城県つくばみらい市)の生産能力が不足しており、韓国やインドなどの安価型製品に対抗できるコスト競争力の高いトラクタの生産供給拠点を、早急に現地に設けることが必要と判断した。将来的には、欧米への安価型トラクタ輸出も視野に入れている。

タイは、自動車産業の拡大に伴い関連協力会社が多数進出しており、部品調達面の優位性があるほか、工場建設予定地が港湾まで近く、周辺諸国への展開が容易なため、タイへの進出を決めた。新会社は2010年に売上げ70億バーツ(約280億円)を目指す。
《レスポンス編集部》

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