7月30日未明、山口県防府市内の山陽自動車道下り線を走行中の乗用車が道路左側のガードレールに衝突する事故が起きた。運転していた男性は間もなく死亡。このクルマが1車線を塞ぐ状態となり、衝突回避を試みた後続車1台も事故を起こした。
山口県警・高速隊によると、事故が起きたのは7月30日の午前1時15分ごろ。防府市牟礼付近の山陽自動車道下り線を走行していた20歳男性が運転する乗用車が路外に逸脱。そのまま道路左側のガードレールに激突して大破、第2車線まで弾き飛ばされて立ち往生した。この直後に第2車線を走行していた乗用車が、車線中央部に留まっていた事故車両との衝突を避けようとした結果、中央分離帯に衝突するという2次被害も発生している。
最初に事故を起こした男性は近くの病院に収容されたが、胸部を強打したことが原因で間もなく死亡。後続車を運転していた26歳の男性も足などを打撲する軽傷を負い、手当てを受けている。
現場は片側2車線の緩やかな右カーブ。警察では速度超過が原因で曲がりきることができず、そのまま道路左側に逸脱していった可能性が高いと推測している。