トヨタ自動車の豊田章男副社長は30日、名古屋のトヨタ博物館で行われた新型『イスト』の発表会で、カタログを手に取り、こう強調した。
「ファッション雑誌の感覚にした。テーブルの上に他のファッション雑誌と並べて、家族でクルマについて語ってもらいたい」
新型『イスト』は、先進性や個性を重視する30歳代がメーンターゲットということで、カタログもこれまでのものとは違ったつくりにしたそうだ。ページをめくると、文字が少なく、グラビア調で、中閉じのようなところにクルマについての詳しい説明が書かれている。文字通り、新しい感覚のカタログといえる。
そして、実車見学の際には、豊田副社長自ら実車の前に立ち、トランクやドアを開けながら、新型『イスト』の特長について熱心に説明を行っていた。