三菱自動車が発表した2007年度4−6月期(第1四半期)の売上高は、販売台数増による増収効果や為替の円安影響で、前年同期比30.4%増のの6308億円と大幅な増収となった。
グローバル販売台数は、前年同期比14%増の33万4000台だった。北米の『アウトランダー』や新型『ランサー』の販売が好調だったほか、ロシアやウクライナでも販売が増加した。
営業損益は、売上げ増やモデルミックスの改善に加え、新型車投入に伴う北米での広告宣伝費上積みなどによる販売費負担を為替差益でカバーし、前年同期と比べて128億円改善し、60億円の黒字となった。また、経常損益も前年同期比148億円の改善となる26億円を計上、黒字となった。
ただ、前年同期に151億円の赤字だった当期損益は、国内連結販売会社の広域統合による再編費用の計上や、法人税などの増加で82億円の赤字となった。