大分のトラック暴走事件、被告が起訴事実を全面的に認める

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今年5月、大型トラックを泥酔運転し、大分県日田市から別府市に掛けての約60kmで店舗やクルマへ故意に突っ込む事故を起こしたとして、建造物破壊や器物損壊などの罪に問われている46歳の男に対する初公判が24日、大分地裁で開かれた。被告の男は起訴事実を全面的に認めている。

問題の事件は5月10日の午後11時ごろ発生した。日田市天瀬町女子畑付近にある居酒屋で酒を飲んでいた男が、飲食代金3800円の支払いを巡って店員と口論となった。男は代金を支払わずに駐車場に向かい、自分の大型トラックを発進させて居酒屋と隣接するコンビニエンスストアに突っ込んで破壊。そのまま逃走した。

男は国道210号を別府方面へ逃走。パトカー約10台が追跡を行ったが、トラックは対向車へ故意に衝突して20台あまりを破壊。湯布院町内のコンビニエンスストアの玄関付近にもバックで突っ込むなど、文字通りの「暴走と破壊」を繰り返した。警察は別府市東山付近の県道にタイヤを強制的にパンクさせる抑止装置を設置。トラックはこれを踏んで自走が出来なくなり、運転していた男は建造物破壊の現行犯で逮捕された。逮捕当時は泥酔状態だった。

24日に開かれた初公判で、被告の男は起訴事実を全面的に認めている。続いて行われた冒頭陳述で検察側は「被告は飲酒したことで気が大きくなり、勤務先の社長に電話を掛けて文句を言ったが、社長から要求を断られたために“解雇されるかもしれない”と自暴自棄になった」、「さらに(事件の起きた)店ともトラブルになったことから立腹。トラックを暴走させるに至った」と指摘している。
《石田真一》

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