F1ヨーロッパGP(22日決勝)でスパイカーからF1デビューを果たしたマルクス・ビンケルホック。フォーメーションラップで降り出した雨にいち早く対応。レインタイヤに履き替えてピットスタートを切ったことから、なんとトップ走行。
その後、激しくなった雨に合わせエクストリームウェットにチェンジすると、2位のフェリペ・マッサ(フェラーリ)に30秒以上の大差をつける大活躍。地元ファンの前で、スパイカー・チームに始めてとなるP1走行を見せた。
その後、路面が乾くにつれてじりじり後退したビンケルホックはハイドロ系のトラブルにてリタイア。初めてのレースにビンケルホックは次のように感想を述べた。
「まず最初に、母国でデビュー戦を戦わせてくれたチームに感謝したい。スタート前にタイヤ交換するという素晴らしい決断を下してくれたことにも。始めからウェットタイヤを履くというアイデアは最高だった。そのおかげで初めてのF1レースをリードすることができたんだ」
「これは一生の宝物。ホームグランプリでトップを走れるなんて最高だよ。残念ながらハイドロ系のトラブルでマシンを止めなければならなかった。完走することが目標だったけど、トラブルは仕方がない。今日成し遂げたことに満足しているよ」とビンケルホックは語った。