【D視点】デザインを考えるチャンス…Mini、MINI、新型MINI

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MINIの本性が明らかになる

良いものを大切に長く使うイギリス人の気質が反映された第一世代『Mini』(ミニ。最終的にローバー・ミニ)は、大きな変更も無く42年間作り続けられた。

BMWグループとなってからの初代MINIは、ローバーMiniのアイコンを積極的に利用したために、ローバーMiniの後継と捉える人と、似たところはあるけど全くの別物と言う人とに分かれた。車名の表記は、ローバーでは「Mini」と頭文字が大文字で以下小文字、BMWでは「MINI」とすべて大文字となった。

新型BMW MINIは、“変らない”というローバーMiniの伝統を引き継いだのか、先代からイメージの変わることを極力抑えた。しかし、性能や安全については、積極的な改革を図ったことにより、Miniとは全く別物というMINIの本性が明らかになった。

初代MINIは、前輪駆動のクルマの経験が無いBMWが始めて取り組んだプロジェクトであり、戸惑いもあったと想像される。新型MINIは、経験を積んで自信を深めたドイツ人気質が発揮され、燃費の良い走りのしっかりしたクルマに仕上がっている。

一方、10万通りの組み合わせが可能と言われる多数のパーツ類を用意した新型MINIの提案は、モディファイやチューンナップを楽しむユーザーの多かったMiniを見習ったようだが、ドイツ生まれの生真面目さが売り物のMINIには似合わない。

イギリス生まれのMiniのゴーストから決別して、ドイツ車らしいMINIにしていくことが、名車に近づく道であろう。

《松井孝晏》

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