16日未明、岡山県岡山市内の国道2号・岡山バイパスで、信号待ちの車列に対して後ろから走ってきた大型トラックが突っ込む事故が起きた。車両4台が関係する多重衝突事故に発展し、5人が死傷している。
岡山県警・岡山南署によると、事故が起きたのは16日の午前1時10分ごろ。岡山市古新田付近の国道2号で、信号待ちをしていた21歳の女性が運転する乗用車に対し、後ろから走ってきた大型トラックが追突した。女性のクルマは左側の車線に押し出され、この車線の前方にいた普通トラックと乗用車に相次いで衝突。結果として車両4台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で最初に追突してきた大型トラックを運転していた35歳の男性が腹部強打で間もなく死亡。乗用車2台に乗っていた男女4人が頭部や頚部を打撲する軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は右左折専用レーンを含む片側5車線の直線区間。警察では大型トラック運転手の前方不注意が事故原因とみているが、疾病などで意識を失っていた可能性もあり、詳しい事故原因を調べている。