デンソーは、子会社のデンソー北九州製作所が同社敷地内に約2万2000平方メートルの工場を拡張し、生産能力を増強すると発表した。
拡張する工場は今年8月に着工し、2008年3月に完成、同年5月から順次生産を開始する予定だ。総投資額は2010年までに約200億円の予定。
今回の拡張は北部九州での車両生産拡大に対応するもので、従来から生産しているカーエアコン、ディーゼル燃料噴射装置用インジェクタ部品、エンジンクーリングモジュールを増産するほか、フューエルポンプモジュール、ワイパーリンクなどを新たに生産する。また、競争力強化を図るため、カーエアコン用のケースなど、樹脂製部品の内製化も進める。
今回の拡張により、デンソー北九州の売上高は2006年度の194億円から2010年度には480億円、従業員数は現在の約610人から2010年度には約1400人まで増える予定。