独・シュトゥットガルトの新メルセデスベンツ・ミュージアムはこの夏、開館1周年を迎えた。新ミュージアムの“売り”のひとつは、来場者全員にオーディオガイド・レシーバーを無料で貸し出していることで、嬉しいことに日本語バージョンもある。
ヒューレット・パッカードとのコラボレーションによるもので、操作画面も日本語。各展示車ごとに用意された解説パネルに機器を向けてスイッチを押すと、音声ガイドが始まる。
日本語ボイスは落ち着いた女性の声。車名のもとになったメルセデス・イエリネック嬢は、実は生涯車を運転することはなかったことなど、トリビアともいえる話題が次々とイヤフォンから流れる。
もうひとつのお楽しみは、ちょっとした“おみやげ”があることだ。レシーバーをぶら下げていたストラップを退場ゲートの館員が取り外し、来場者全員にもれなくプレゼントしてくれる。
Mercedes-Benz Museumのロゴ入りで、携帯電話やIDカードにも流用できそうだ。知り合いのメルセデス・ファンに恩を着せるドイツ土産としても、活用できるに違いない。
メルセデスベンツ・ミュージアムの一般入館料は大人8ユーロ。15歳以上の生徒・学生、ドイツにおける年金生活者、求職者や失業者、軍人、公共奉仕従事者は半額で入場できる。32ユーロの年間パスもある。月曜休館。
ちなみに所在地はMercedesstrasse(メルセデス通り)のずばり100番地。このメーカーのやることは、住所ひとつとっても並々ならぬ気合が感じられる?