27日、トヨタの新型『ヴォクシー/ノア』発表会は東京とともに愛知県でも開かれた。愛知県では先週、国内営業担当になった豊田章男副社長が発表会見デビューとなった。
東京での発表に出席した渡辺捷昭社長は、会場でのメディア関係者との懇談で、国内営業担当への起用によって豊田副社長には「トヨタのDNAをしっかり再確認してもらえると思っている」と語った。
渡辺社長は「われわれは売っていただいてナンボの世界。販売店さんと一体となってやらなければならない」と述べた。そのうえで「モノづくりではサプライヤーさんの力を借りなければいいものはできない。そうしたチームの力を大切にするのがトヨタのDNAのひとつ」と語った。
豊田副社長はこれまでサプライヤーとの窓口でもある調達部門を担当しており、DNAを体得する部署を連続してもつことになったというわけだ。
一方で渡辺社長は「国内販売は、これ以上悪くならないでしょうから」と述べて記者団を笑わすとともに、新担当にしっかりプレッシャーもかけていた。