父親を追いかけ道路横断の幼児、はねられ死亡

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18日未明、島根県益田市内の国道191号で、道路を横断する父親を追いかけていた3歳の男児が進行してきたバイクにはねられて死亡した。バイクはそのまま現場から逃走。警察では後に20歳の男を自動車運転過失致死などの容疑で逮捕している。

島根県警・益田署によると、事故が起きたのは18日の午前0時ごろ。益田市吉田町付近の国道191号で、父親の後を追いかけるようにして道路を横断していた3歳の男児が進行してきたバイクにはねられた。男児は近くの病院に収容されたが、頭部などを強打したことが原因で間もなく死亡した。

バイクはそのまま現場から逃走。警察ではひき逃げ事件として捜査を開始したが、20歳の男が同日の朝になってから「バイクが盗まれたようだ」と届けてきた。話の内容があいまいだったこともあり、同署が男を追及したところ、最終的にはひき逃げ容疑を認めたため、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

死亡した男児は前日の午後に体調を崩し、家族と一緒に病院に行った帰りだった。タクシーが通らないため、父親が対向車線側に行こうとしたが、男児はこれを追いかけて走り出し、直後にバイクにはねられたという。バイクを運転していた男は「子供には気づかなかった。怖くなって逃げてしまった」、「バイクを盗まれたことにしてしまえばいいと思った」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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