モデルチェンジし北米市場で今年秋から発売となるサーブの新型『9-3』は、フェイスがよりシャープにリフトアップされ、リアスタイルもよりスポーティに、そして4WDバージョンがラインに追加される。
さらにスポーツコンビステーションワゴンの追加により、9-3はセダン、コンバーチブルと3つのボディタイプとなる。新しいフェイスラインは『エアロX』コンセプトに近いデザインで、大きなエアインテイク部分がアグレッシブな表情を追加。しかしフードのカーブは67年のサーブ『99』を思わせるレトロなラインとなっている。
また、エンジンには新たに2.0リットル4気筒ターボチャージャー、2.8リットルV6が追加される。さらにV6には「エアロ」グレードもあり、スポーツカー並みの加速性能を誇る。
このエアロエディションのスポーツコンビにはXWDと呼ばれる4WDバージョンも登場する。XWDは新しい4WDシステムで、最大で100%のトルクをリアホイールにシフトすることが可能だと言う。通常のドライブではリアのトルクは5−10%程度で、燃費を抑えることができる。
このほか、タイア圧モニターがスタンダード装備となり、XMサテライト、MP3プレイヤーの機能を備えたボーズ製オーディオシステムがオプションとなる。
レトロで新しいサーブ9-3は、CUV市場で注目を集める存在となりそうだ。