いすゞ自動車の井田義則社長は31日に発表した改良型『みまもりくんオンラインサービス』の他社製トラックへの展開について、「一段と優れた機能になった。(幅広い普及は)社会的にも必要であり、十分考えていかねばならない」と述べ、標準的な技術として同業他社との提携にも意欲的な姿勢を示した。
みまもりくんは、大型トラックメーカーが手がける本格的なカーテレマティクスであり、2004年2月に発売後、1万2000台への搭載実績がある。
新型は今後1年で1万台の販売を計画しており、普及を加速させる構え。
燃費や急加速などの運転状況は、エンジン、ミッション、サスペンションの各制御コンピュータからモニタリングしている。他社トラックへの展開では、そうした制御装置との接続を可能にする必要もある。
いすゞは国内の大型トラックすべてにみまもりくんを搭載すれば、日本のCO2排出量を0.7%程度削減できると試算している。