21日深夜、沖縄県恩納村内の国道58号で、対向車線側の駐車場に入ろうとした乗用車と、対向車線を直進してきたバイクが出会い頭に衝突した。バイクを運転の男性は重傷。警察ではクルマを運転していた24歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。
沖縄県警・石川署によると、事故が起きたのは21日の午後11時50分ごろ。恩納村谷茶付近の国道58号で、道路右側の飲食店駐車場に入ろうとした乗用車と、対向車線を直進してきたバイクが衝突した。
バイクは乗用車の左側面部分に衝突。運転していた18歳の男性はそのまま弾き飛ばされ、顔面や手首の骨を折る重傷を負っている。クルマを運転していた24歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察では業務上過失傷害や道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。
現場は緩やかなカーブから直線に移行する片側1車線の区間。調べに対して男は「近くの海岸で缶ビール3-4本を飲んだ」、「バイクには気がつかなかった」と供述しているという。沖縄県内での飲酒運転を起因とする事故は一時期よりも減る傾向にはあるが、飲酒運転に対する県民の認識はまだまだ甘いようで、警察も対策に頭を悩ませている。