イギリスのRACファウンデーション(RAC Foundation)が行った調査によると、平均的なイギリス人は、通勤のための移動だけで、一生の間に地球を2周半している、という。
この調査によると、イギリス人の約4割に当たる2500万人が毎日、家と会社とを通勤している。そして、そのうち72%、1800万人が自動車を利用している。
また400万人は、在宅勤務か、会社に行かないで仕事をするモバイル・ワーカーで、こうした人たちは、今後も増加すると予測している。この一方で、50マイル(80km)以上の長距離通勤者も増加している。
イギリス人の平均通勤距離は8.7マイル(14km)で、10年前と比べて6%伸びている。平均通勤時間は58分だが、10人に1人は2時間以上、3%は3時間以上も通勤にかけているという。
「多くの人々は、世界一周したいと望んでいる。しかし、一生分の通勤だけで、地球を2周半していることに気づいている人は、ほとんどいない」。RACファウンデーションのエリザベス・デイントン(Elizabeth Dainton)リサーチ・デベロップメント・マネージャーは、こう指摘している。