「音質ならどこにも負けません」---。東京ビッグサイトで11日開幕した「東京スペシャルインポートカーショー」で、こう話すのは三菱電機の関係者だ。
ブースを訪れた来場者をすぐに車内に案内し、音楽を聴かせる。確かに定評のある「ダイヤトーン」のスピーカーだけあって、まるでリスニングルームにいるような臨場感がある。しかし、スピーカーは左右のドアにつけある1セット(ウーファー2、トゥイーター2)だけ。
今回車載されているものは昨年10月末に発売された『SA3』という機種で、価格は25万円(クロスオーバーネットワーク機器込み)。そして、16日にはさらなる高級機種『SA1』が発表される予定で、その価格はなんと50万円(同)。「音を聴くと、世界が変わるでしょう」と同社関係者。
三菱電機はカーオーディオ市場で苦戦を強いられているが、高級スピーカーでなんとか巻き返しを狙っている。