検問の警官、停止させたクルマにひきずられる

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9日午前、東京都武蔵野市内の都道で、交通検問を実施していた警視庁・武蔵野署の31歳巡査長がクルマにひきずられて軽傷を負う事件が起きた。クルマはそのまま逃走。警察では後に23歳の男を傷害や公務執行妨害などの容疑で逮捕している。

同署によると、事件が起きたのは9日の午前11時35分ごろ。武蔵野市吉祥寺本町2丁目付近の都道で同署が交通検問を実施していたところ、1台の乗用車が急発進した。31歳の巡査長がこれを抑止しようとクルマにしがみついたが、クルマはそのまま加速を続け、巡査長は約10mに渡って引きずられた後に転倒。打撲などの軽傷を負った。

クルマはそのまま逃走したため、警察では軽傷ひき逃げ事件として一斉手配。約30分後の午後0時10分ごろに機動捜査隊が世田谷区北烏山9丁目付近で逃走中の車両を発見。運転していた23歳の男の身柄を拘束した。

その後の取り調べで男は「怖くなって逃げた」と容疑を大筋で認めたことから、警察では傷害と公務執行妨害の容疑で逮捕。道路交通法違反(ひき逃げ)容疑でも調べを進めている。警察では男を厳しく追及。逃走の動機解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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