日産ディーゼル工業の次期社長に内定した竹内覚専務は11日、仲村巌社長とともに記者会見し、スウェーデン・ボルボグループの中で「当社ならではの強みを発揮したい」と抱負を述べた。
竹内専務は開発や生産部門に従事した技術屋。仲村社長は「これまでの基礎固めから次の成長ステージに入るベストのタイミングであり、後任は実務に詳しい人が最適」と、トップ交代の理由を説明した。
竹内専務は、ボルボの全額出資会社として再出発する節目の登板であり、「ボルボに飲み込まれるのでなく、成果を挙げて当社のブランドを高めたい」と強調した。
また、日本企業の強みは「工程での品質の作り込みなど現場管理レベルの高さ」と指摘、ボルボグループに「浸透させ、シナジーを出したい」と述べた。